環境にやさしいクワシロ防除法について

農業かごしま2009.7~8月号に掲載されていました。

「スプリンクラー散水によるクワシロカイガラムシの防除」

省力で環境にやさしい防除法の開発について、宮崎県総合農業試験場茶業支場より、スプリンクラー散水によるクワシロの防除法が出されました。

(抜粋)
卵は、散水を始めると雄介殻内が水で満たされ、卵同士が粘着してふ化できなくなります。この後は卵の端から次第に褐色し、最後には卵が死亡します。
試験では、散水を開始して16日目には、全卵の90%以上が褐変し、高い防除結果が得られました。
また、実際に防除技術を実用化している茶園における散水後の雄まゆの発生量は、アプロードフロアブル1000倍液を散布した場合と同程度で少なくなりました。このようにクワシロのふ化期における散水は、防除効果がきわめて高いことが明らかになりました。
最も重要なことは、卵を濡れた状態で維持することです。
散水期間は2週間程度を目安とします。
・・・

この記事の詳細については、お近くの普及員等へお問い合わせください。